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【STEP 6】リードプレイ基本テクニック ⑨ピッキングハーモニクス
右手を使ってハーモニクス音(倍音)のみを出すテクニック。
アクセントとして、またチョーキングと組み合わせて使われることが多く、ピックの先端と右手親指の側面を弦に同時に当てるようにピッキングすることで、"キィーン"という鋭い音色を得ることができます。
これは、ピッキングと同時に実音のみをミュートすることで、ハーモニクス音のみを響かせるという原理。
コツは、ピックの先端が見えるか見えないかぐらいに深く持ち、ピッキングと同時に親指も弦に触れる感じで下方向に切り込むように弾きます。
このとき、ピックの角度を弦に対して直角に近いぐらいで当てると、成功率もグッと上がります。
リアピックアップをセレクトし、さらに歪み系エフェクターをかけると迫力が倍増。
ピッキングする場所によっても音色は異なる(倍音の構成が変わる)ので、いろいろと試してみましょう。
ピックの持ち方
▲ピックの先端が少し出るくらい深く持とう。
素早くこのフォームに移行するには、親指を先端のほうに滑らせるようにすると良い。
ピックの角度
▲ピックの角度は、弦に対して直角に近い感じで。
ピッキングは弧を描くように、ではなく、真下へとピッキングすると親指を弦に当てやすくなる。
EX-13
▲ピッキングハーモニクス音が出やすい弦は、弦によって異なる。
チョーキングと併用して使われることが多いので、最後の3弦7フレットはチョーキングで弾いてみよう。
左手の動き
▲まずは成功率の高い3弦からはじめよう。
人差指で3弦5フレット、中指で3弦6フレット、薬指で3弦7フレットをピッキングハーモニクス。
チョーキングやビブラートと併せて使われることが多いぞ。
譜例ではP.hと表記される。