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特集「初めてのギターレッスン」|ギター/ベース楽譜(コード・TAB譜・スコア)なら全曲見放題のギタナビプレミアム!

【STEP 3】音を出してみよう ①タブ譜の読み方

市販されているエレキギターやベースのバンドスコアはタブ譜で書かれていることがほとんどです。
タブ譜とは、音符で書かれた楽譜が読めなくても簡単に弦楽器を弾けるように音を数字で表した楽譜のことを指します。
説明が長くなってしまうので、退屈かもしれませんが、一度覚えてしまえば簡単なので、頑張って覚えてしまいましょう。

タブの読み方

譜例1

タブ譜は上段に楽譜が記載されており、下にどこを押えるかが書かれています。
読み方は下の段で押える場所を見て、上の段の楽譜でリズムを見ます。

まず一番最初に覚えて欲しいのは、下の段の横線の意味。
上の楽譜は5本線ですが、タブ譜は1本線が多いですね。
この横線はネックを上から見たギターの弦を表しており、右の写真のように一番上が1弦で一番下が6弦を表しています。
横線の数は対象の楽器によって変わります。例えばベースのタブ譜は4本線、7弦ギターでは7本線になります。

横線の上に書いてある数字はその弦で押さえるフレットを指しています。
下から2番目の線に3と書いてある場合、5弦の3フレットを押えて弾きます。また、0の場合は何も押えずに弾きます。
何も押えずに弾くことを「開放弦を弾く」と言うので覚えておくと良いでしょう。
また、数字の書いてない弦は弾かないようにしてください。
余分な音を出さない為、必要ない弦はピッキングしないように注意しよう。

赤い枠の中の縦線は小節線と言い、縦線と縦線の間を1小節と数えます。
1小節は曲の最小単位で、「小節」が沢山集まることで曲となっています。

青い枠の中の数字は拍子記号と言い、下の段に基本となる音符の種類、上の段にその音符が1小節に何個入るかが書かれています。
このサンプルの場合、4分音符が1小節に4個入る曲ということがわかります。
まれに数字ではなく「C」が書かれている場合もありますが、その場合はこのサンプルと同じく4/4拍子となります。

リズムの読み方

次に上の段でのリズムの読み方を説明します。
文章だけだと難しく感じるかもしれませんが、解説を読んだ上でサンプルを聞いてみると、意味がわかりやすいと思います。

音符の種類

音符には種類があり、それぞれ音の長さが違います。

全音符 2分音符 4分音符 8分音符 16分音符 

音の長さの関係は以下のようになっています。

16分音符2つで8分音符と同じ長さ、8分音符が2つで4分音符と同じ長さ、4分音符2つで2分音符と同じ長さ、2分音符2つで全音符と同じ長さになる。

これ以外にも32分音符や64分音符、さらには128分音符という細かい音符もありますが、あまり見ることはないでしょう。

それぞれの音符の長さはテンポによって変動します。
テンポが遅ければ音符1つ分の長さは長くなり、テンポが速ければ音符1つ分の長さは短くなります。
それぞれの音の長さを実際に聞いてみましょう。

音符の連結

音の長さの関係図で8分音符と16分音符の形が違うことに気付いた人もいると思います。
8分音符と16分音符は隣の8分音符、16分音符と連結表記をする場合があります。
楽譜で一般的に使われる連結表記は下記のようになります。

連結の種類
8分音符+8分音符8分音符+16分音符+16分音符16分音符+8分音符+16分音符16分音符+16分音符+8分音符
付点8分音符+16分音符16分音符+付点8分音符16分音符+16分音符+16分音符+16分音符

付点音符

下記のように音符の横に点が書かれている場合があります。
点が付く場合は、その音符の一つ細かい音符分、音が長くなります。

これは「付点4分音符」と言い、4分音符+8分音符の長さとなります。
全音符、2分音符、4分音符、8分音符、16分音符それぞれに付点音符があり、それぞれの長さは下図のようになっています。

連符

下図の赤枠のように、連結した音符の上に数字が書かれている場合があります。

画像上の場合は3連符と言い、4分音符1つ分の間に3つ分の8分音符を入れることを指しています。
画像下のように、16分音符の7連符なども出てきます。
これも3連符と同じ考え方で、4分音符1つ分の間に7つ分の16分音符を入れることを指しています。
違いを聴き比べてみましょう。

休符

音を鳴らさない場合には「休符」が書かれています。
音符と同じように休符にも種類があります。

休符の種類

全休符 2分休符 4分休符 8分休符 16分休符 

休符と音符の長さの関係

休符の休む長さについては、それぞれの対になる音符と同じ長さとなります。

譜例の解説

ここまでの説明を元に譜例の1小節目を確認してみましょう。

最初に5弦3フレットを4分音符の長さで弾く。
4弦と3弦の5フレットを4分音符の長さで2音同時に弾く。
8分休符。
5弦3フレットを16分で2回弾いて、
4弦の5フレット
3弦の5フレット
を一緒に4分音符の長さで弾く。
というようになります。

ここで説明した以外にも、さまざまな記号がタブ譜には書かれていますが、後にテクニックとともに解説していきます。