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特集「初めてのギターレッスン」|ギター/ベース楽譜(コード・TAB譜・スコア)なら全曲見放題のギタナビプレミアム!

【STEP 1】さぁ、ギターを始めよう! ①ギターの構造を覚えよう

ギターの構造

ギターを弾く前に、まずはギターの各所の名前、パーツの名前を覚えておこう。
タイプによって形状や素材が若干違うが、ここでは王道のストラトキャスターとレスポールを例に挙げて解説しよう。

どちらも、ヘッド、ネック、ボディと大きく分けて3つの構造から成り立っている。
それぞれもう少し詳しく見てみよう。

ヘッド

ヘッドには弦を巻きつけるストリングポスト、ストリングポストを巻くためのペグ、弦のテンションを稼ぐ為のストリングガイド、弦を乗せるナットが付いている。
弦を交換する時は、ナットの上に弦を這わせて、ストリングガイドの下をくぐらせ、ストリングポストに巻きつけて、ペグを回す。

レスポールタイプのヘッドもほぼ同じだが、ストリングガイドがないのが特徴。
ストリングガイドはストラトタイプに多く、レスポールにはまず付いていない。
レスポールタイプの場合は、ヘッドに角度が付いている為、テンションを稼ぐ必要がないからだ。

ネック

続いてはネック。
ネックには金属製のフレットが打ちつけてある。
フレットとフレットの間を押えることによって、音程を変えていく。

ピックアップ

続いてはピックアップ。
ピックアップとは分かり易く言うと、弦の振動を拾うマイクのことだ。
ストラトタイプにはフロント、センター、リアの3つが付いている事が多く、写真のような細長いシングルピックアップが搭載されている。
リアは硬い音、フロントは柔らかい音、センターはその中間の音色。
曲の途中で切り替えることも多く、どのセクションでどのピックアップを選ぶかはギタリストのセンスとなる。

レスポールタイプには、フロントとリアの2つというのが王道で、シングルピックアップよりも大きいハムバッカーピックアップが付いている。
写真のピックアップは金属で覆われているが、このカバーを外すと中にシングルピックアップが2つ並んで付いている。
シングルピックアップを2つ並べる事で、ノイズの少ないパワフルな音が出せるのが特徴。
ストラト、レスポール、どちらのタイプもネックに近い方をフロントと呼ぶ。

コントロール部

ピックアップで拾った音を調整するのが、ボリューム、トーン、ピックアップセレクターとよばれるコントロールノブだ。
ボリュームはその名の通り、音量を調節する。
最大音量(10)に設定しておいて、アンプ側で音量を調節するのが一般的。

トーンは音質を調整する機能で、絞っていく(0に近づけていく)と柔らかい音になっていく。
こちらも最大(10)が基本の音色となっている。

ピックアップセレクターはフロント、センター、リアのどれで音を拾うかを選ぶスイッチ。
フロント+センター、センター+リアの様にピックアップから拾った音を組み合わせることが可能で、この組み合わせた音色の事をハーフトーンと呼ぶ。
最近ではハーフトーンをが使える5点スイッチが主流となっている。

レスポールタイプはピックアップが2つしかないので、フロント、リア、ハーフトーンの3点スイッチが主流。

ただ、レスポールタイプの場合はフロントとリア、各々のピックアップにボリュームとトーンがついているので、計4つのツマミがついている。
リアではエッジを立たせた攻撃的なサウンド、一方のフロントはトーンを絞り気味にした甘い音、などの音作りが可能。
片方のボリュームを全開、もう一方を0にしておいて音を出し、スイッチを高速で切り替えると「スイッチング奏法」になる。

ブリッジ

ストラトタイプのブリッジは写真の様にアームバーが付いている事が多く、このアームバーを上下に動かすことによって劇的な音程の変化を生む。
ただし、その分チューニングが狂うことも多いのがデメリット。
その欠点を補う為に、フロイドローズという新しいシステムが開発された。
これは、ナット部分とブリッジ部分で弦をロックして、アームを使ってもチューニングが狂わないようにしたシステム。
ハードロック系のギタリストは好んで使うが、チューニングやセッティングが初心者には少々難しい。

レスポールタイプは、ブリッジとは別にテールピースというパーツが付いている。
テールピースは弦の端を止める為のパーツ、ブリッジはネックの上にきちんと弦が通るように誘導する為のパーツとなっている。