今回は誰でも必ず聞いた事のある「TWIST AND SHOUT」に挑戦してみましょう!!
CMでも使われますし、世界中のミュージシャンがカヴァー、セッションしまくっている曲ですね。
誰が原曲だか分からない状態で、一番有名なTHE BEATLESも原曲ではありません。
原曲はThe Top Notesというグループですが、アレンジが加わったTHE BEATLESバージョンとは随分違い、これが原曲だと言われなければ気づかないかもしれません。
構成
まずは曲構成をおさえておきましょう。
と言いたい所ですが、構成という構成がありません…
終止サビと言っても言い過ぎではありません。
唯一曲が変化するのは、途中の間奏部分から歌に戻る部分ですが、ここも特に難しくなったりしません。
と言うわけで、構成の事は忘れてください。
コード
さて、構成は完全に解説をサボりましたが、コードもほとんど解説不要です(笑)
使われているコードは[D][G][A][F#m][D7]の5個しかありません…
しかも、[D7]は最後の最後に一度使われるだけです。
[F#m]も間奏で経過音的に使われる程度で、省略コードでも良いですし、F#m自体弾かなくても特に問題なかったりします。
実質、この曲はスリーコードで成り立っています。
省略コードはこんなパワーコードみたいな感じで。
押さえられる人は4弦4フレットを薬指か小指で押さえても勿論OKです。
ストローク
ストロークくらいはちゃんと解説しないと…
と思いながらも、細かい事より楽しく盛り上がる事の方が大切なんですよね、こういう曲って。
それだとあまりに手抜きと思われるので、オブリを入れたパターンに挑戦してみましょうか。
オブリとは「オブリガード」の略で、日本語では「助奏」なんて呼ばれています。
簡単に説明すると、主旋律を引き立てる為の短いフレーズで、オカズと言う人もいます。
このフレーズをコードストロークに入れてみましょう。
オブリ入りパターン
単音部分が「オブリ」と呼ばれる部分です。
イントロを想定して頭に1小節ついていますが、曲中は2段目と3段目の繰り返しになります。
いきなり弾けない人は、まずD⇒G⇒Aのコードチェンジがしっかりできるようしましょう。
コードチェンジに余裕が出てきたら、コードAのストロークの途中(3拍目裏)からオブリを入れましょう。
弾いてみると分かりますが、このオブリを入れるだけで「あの曲だ!!」と聴いてる人は分かるはずです。
曲の肝になるフレーズをサラッと混ぜてあげるのも、中級テクの1つです。
弾き語りをしたい人は、このオブリを入れながら歌うのはチョット難しいかもしれません。
この曲はボーカルラインもかなりラフで、歌が入る部分が場所によって違います。
歌に集中できるように、拍数を数えなくても勝手に指が動くまで練習しましょう。
そしてメリハリを付ける為、2段目の3拍目裏にブラッシングを入れてみました。
コードGも次に出てくるコードAも開放弦を使うコードですね。
①左手で弦全体に軽く触れてミュート
②右手もストロークと同時側面を弦に付けてミュート
この両方を使って、開放弦の音が出てしまわないように気をつけましょう。
慣れてくればどちらかのミュートだけで演奏できるようになります。
今回はそれほど解説する内容がなかったので強引に肉付けしましたが、ストロークに飽きてしまった人、コードは弾けるようになって次に何をすれば上達するか悩んでいる人はこういうアレンジにも目を向けてみてください。
それではまた次回っ!!