今回は忌野清志郎率いる伝説のロックバンド・RCサクセションの代表曲「雨あがりの夜空に」を取り上げます。
残念ながら忌野清志郎さんは亡くなってしまいましたが、この曲を含めて後世に影響を与え続けるミュージシャンに間違いないと思います。
1980年にリリースされたこの曲を知らない人はさすがにいないでしょう…。
セッションもカヴァーもされる定番曲なのでマスターしておきましょう!!
構成
まずは曲の構成を見てみましょう。
イントロ⇒Aメロ⇒Aメロ⇒Bメロ⇒サビ⇒Aメロ⇒間奏⇒Bメロ⇒サビ⇒間奏⇒Aメロ⇒Bメロ⇒サビ×2⇒エンディングとなっています。
ちょっと複雑な構成に見えますが、最初の間奏までをまず覚えてしまいましょう。
サビ後に一度Aメロに戻って間奏に突入するのがニクイ演出ですね。
間奏後はBメロ⇒サビ⇒再び間奏と続き、最後に一周してエンディングです。
最初の間奏と直前のAメロが逆だったら…A⇒B⇒サビの流れを繰り返すだけですね。
コード
では、使用されるコードを見てみましょう。
驚くなかれ、なんと[D][G][A][Bm]の4つだけ!!
ロックンロール系の曲はコードが少ない事が多々ありますが、この曲はコード4つで作られているとは思えない曲ですよね。
Bmの攻略
コツ1
こうする事によって少ない力で押さえる事もできますし、音も綺麗に出易くなります。
毎回の解説になりますが、バレーコードを押さえるコツは、人差し指の中央ではなく、下のイラストの様に、親指寄り側面で押さえる事です。
コツ2
2,3,4弦は他の指でも押さえるので、1,5弦を狙って押さえましょう。
最初は1弦が綺麗に鳴らなくてもあまり気にしなくて大丈夫です、徐々に慣れてきますから。
下図の人差し指の茶色い箇所を意識する感じです。これを意識するだけで、全弦を押さえようとする無駄な力が抜け、楽に押さえられます。
更に人差し指の先で隣の6弦をミュート(音が出ないように軽く触れる事)が出来ればバッチリです!!
今回の様なロックな曲では、細かい部分は気にせず、パワーコードで弾いてしまってもOKです。
ストローク
ロックはストロークなんか気にしないで勢いで弾いてしまえ!!と言いたい所ですが、それではあまりに乱暴なので、ストロークパターンをご紹介。
イントロ
2小節で1パターンなので覚えてしまいましょう。
2段目のミュートが出来なければ1段目のみでも乗り切れます。
Aメロはこのパターンを好きに崩して弾いちゃってもOKだし、中々しっくり来るパターンが見つからなければ下図のパターンで弾いてみよう。
Aメロ、Bメロ
リズムが不安定になってしまうようであれば、無理にシンコペーションさせなくてもOKです。
Aメロはシンコペーションさせず、Bメロでシンコペーションを入れてメリハリをつけるのもGoodですね!!
サビ
サビもAメロ、Bメロと同じで良いのですが、特徴的なリズムなので、最後のサビなどにこのパターンを入れても盛り上がります。
特に、人前で演奏する時や誰かとアンサンブルする時には効果大ですよ!!
今回は曲調的に細かい事をするよりも、楽しく歌って盛り上がる方が大事なので、コードを確認したらとりあえず弾いて歌って盛り上がりましょう!!
何か足りないな…と思ったらリフを織り交ぜたり自分流のアレンジを加えるのもOKです。
それではまた次回っ!!