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特集「ゼロから覚える音楽理論」|ギター/ベース楽譜(コード・TAB譜・スコア)なら全曲見放題のギタナビプレミアム!

ゼロから覚える音楽理論

ここまで、楽譜の仕組みから始まり、音の長さやリズムを覚えてきました。
いよいよ今回から、実際の音についての話に入ります。
お待たせし過ぎてすみません(笑)
でも前回までの部分を分かってないと、ここから先が分かりにくくなってしまうんです。
迷ったらすぐに戻って読み返して下さいね。

第6回 音程

では、さっそく音程から始めましょう。
音程とは、音と音の間隔を数字で表したものです。
はい、何のこっちゃか良く分かりませんね。
実際に譜面を見てみましょう。

もう音名は大丈夫ですよね?
どちらもの音です。
前回までの事がきっちり頭に入ってると、何で全音符2つなんだ?音部記号は?と思われるかもしれません。
これは単純に見やすくする為なので、気にしないでくださいね。

話を元に戻して、このどちらも「ド」の音程を1度と言います。
何となくドとレを1度と呼びたくなりますが、同じ音程が1度です。
これは絶対に覚えておきましょう。

では次です。
ドとレです。これが2度です。
ドとミです。これが3度です。
しつこいかもしれませんが、もう1ついきますよ?(笑)
ドとファですね、これは何度でしょう?
そう、4度ですね。
同じ音程を1度として、音名が1つ上がる毎に1度ずつ増えていきます。
ピアノの鍵盤をイメージすると分かり易いと思います。
では、1オクターブ上は何度になるでしょうか…?
元のドから1オクターブ高いドです。
指を折って数えていくと…そうです、8度です。

オクターブが8度、と聞いて何か思い出すことありませんか?
バンドスコアでこんな楽譜を見たことがありませんか?

楽譜の上の「8va」に注目して下さい。
「8va」は実際には楽譜の音より8度上の音程で弾きなさいという意味です。
この記号、そもそもは「ottava」と書きます。
イタリア語でオッターヴァと読みますが、英語で書くとoctaveでオクターヴと読みます。
日本で言うオクターブですね。

それを略すと、何で急に8が出てくるのかと言うと、ottavaの意味は8番目のと言う意味だからです。
1オクターブ=8度と言うのは、そもそもそこからきているんですね。

なぜこの8vaを使うのかと言うと、実音の楽譜と見比べれば目瞭然です。
加線ばかりで見づらいですよね(笑)
ちなみに、1オクターブ下で弾く「8vb」や2オクターブ上で弾く「15ma」という記号もあります。

さて、雑学の為に随分と脱線してしまいましたが、音程あてクイズでもしてみましょう。
隣り合う音符の音程差は何度でしょうか?
ドとソ、ソとファ
ファとレ、レとオクターブ上のレ
レとソ、ソとミ
ミとシ
元の音がド以外になりましたが、考え方は同じです。
元の音を1度として、そこからどれくらい離れているかです。
焦らずゆっくり考えてみましょう。
何度も繰り返しますが、同じ音が1度ですよ!!

ドから見てソは…ド、レ、ミ、ファ、ソ5度ですね。

ソから見てファは1つ下の音ですね。
同じソが1度なので、もう1つ下、2度ですね。

ファから見てレは、ファ、ミ、レ…3度ですね。

レから見てオクターブ上のレ、さっき出てきましたが、8度ですね。

高いレから見てソはレ、ド、シ、ラ、ソ、5度ですね。

ソから見てミは2つ下の音ですね。
という事は…3度ですね。

ミから見てシは、ミ、レ、ド、シ、4度ですね。

どうでしょうか、全問正解しましたか?
同じ音が1度というのに慣れてしまえば、それほど難しくはないですね。
さて、ここまで読んでいて疑問が浮かびませんでしたか?
何も疑問が浮かばない人は、ギターの指板やピアノの鍵盤を思い出しながら下を読んでください。

ドとレは2度
レとミも2度
ミとファも2度

ん?
ドとレ、レとミは半音2つ分で2度、ミとファは半音1つ分なのに同じ2度なの??
なんでー??

この続きは次回きっちり解説しますので安心してください。