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特集「ゼロから覚える音楽理論」|ギター/ベース楽譜(コード・TAB譜・スコア)なら全曲見放題のギタナビプレミアム!

ゼロから覚える音楽理論

ギターに限らず、楽器を演奏する上で、いずれ避けて通れなくなるのが「音楽理論」。
「音楽理論って難しいそう…」「曲を書いてみたいけど音楽理論がわからないし…」 「どうやって勉強したらいいのかわかんない…」なんて人も多いのでは?
毎月連載していくこのコーナーで、苦手意識をなくしていって下さいね。

第1回 音楽理論とは

第一回は「そもそも音楽理論って何?」というところから書きたいと思います。
学校の授業みたいで眠くなってしまうかもしれませんが、しばしお付き合いください。

一言でいうと「音楽理論」とは「音楽のルール」をまとめたものです。
例えば、「ドミソの和音はCですよ」とか、「Cdimは不安な響きがするよ」というようなものですね。
例外もありますが、今日の殆どの曲が音楽理論に則った作りになっています。
なので、音楽理論を覚えることで、作曲するための基本的な知識を同時に得ることができます。

一口に音楽理論といっても、様々な国のそれぞれの音楽に音楽理論が存在しています。
例えば、日本の民謡などでも日本独自の音楽理論がありますし、アフリカ、インドなどの民族音楽にももちろん独自の音楽理論があります。
沢山ある「音楽理論」の中で、もっとも一般的なのが、「西洋音楽理論」と呼ばれるもので、皆さんも一度は聴いたことがある、クラシックの音楽理論です。
普段耳にしているロック・ポップスなどで使われている音楽理論も西洋音楽理論から派生したものと言っても良いでしょう。
このコーナーでは、ギターを弾く上で覚えておくと良い、「ポピュラーミュージックで使われる音楽理論(以下ポピュラー音楽理論)」を解説していきたいと思います。

西洋音楽理論では「リズム」、「旋律(メロディ)」、「和声(ハーモニー)」が音楽の三大要素とされています。
和声は「和音(コード)の進行」の意味もありますので、ポピュラー音楽理論でも基本的な要素は同じですね。
皆さんは音楽を聴くときに何をメインに聴いていますか?
殆どの人がボーカルやギターソロなど、大きく鳴っている主旋律を聴いていると思います。
でも、それ以外にドラムやベース、バッキングなどの音があるからこそ、普段聴いている音楽になっています。

ではここで少しお遊びとして、メロディはそのままで、コードを変えるだけで、曲の雰囲気が変わってしまうという一例を出してみましょう。

カエルのうた

曲については最早説明不要ですね。
かえるのうたが きこえてくるよ のあの曲です。
この曲のコード進行はCとGだけで構成されています。

これをFM7⇒Am7⇒FM7⇒F/G⇒Am7⇒Cとしてみました。
どうですか?カエルのうたなのにドラマチックになりましたね(笑)
このように、一つのメロディに対して付けるコードが違うだけで、曲の雰囲気も全く変わってしまいます。

作曲の過程でメロディが浮かんできたら、次はコードを付けていくと思います。
「なんかこのコード進行だと違和感があるんだよなぁ」とか、「ちょっと雰囲気が違うんだよなぁ」という状態になることも多々あると思います。
音楽理論を覚えておくと、こんな時でもすぐに他のコードに置き換えができるようになります。

次回から本格的な解説に入っていきたいと思いますので、皆さんがんばって覚えてくださいね!