弦の弾き方にも種類があります。
弦を弾く方向（アップorダウンorオルタネイト）と1本の弦を弾くか複数の弦を弾くか（ピッキングorストローク）の組み合わせで4種類あります。
まずはピッキングの種類を覚えつつ音を出してみましょう。
ここでは、左手で弦を押さえなくて結構です。
左手でどこも押さえない状態で弦を弾く事を、「開放弦を弾く」と言います。

ダウンピッキング

ダウンピッキングはその名のとおり、弦を下に向かって弾きます。
タブ譜などでは
記号で表示されます。
ピックは下図のように弦に対して少し斜めに当てます。

斜めにしすぎるとピッキングノイズが出やすくなるので、音がクリアに出る範囲を試してみると良いでしょう。

EX1

初心者は肘を動かしている人が多いのですが、肘は固定して、手首を振るように弾くことがコツです。

アップピッキング

アップピッキングは弦を上に向かって弾きます。
タブ譜などでは
記号で表示されます。

EX2

慣れないうちはやりづらいかもしれませんが、ダウンピッキングした手をそのまま戻すイメージで弾いてみてください。

オルタネイトピッキング

オルタネイトピッキングとは、ダウンピッキングとアップピッキングを繰り返し交互に行うピッキング方法です。
リズムが安定しやすく、速いフレーズにも対応できますが、ダウンピッキングとアップピッキングの音量に差が出やすいので気を付けましょう。

EX3

手首に力が入ってしまうとスムーズにピッキングができなくなります。
手首はぶらぶらするくらいリラックスすることがポイントです。

ダウンストローク

ダウンストロークは複数の弦を下に向かって弾きます。
タブ譜などではダウンピッキングと同じ
記号で表示されます。

EX4

フレーズによってはわざとゆっくり弾くことがありますが、基本は6弦から1弦の音が一つに聞こえるように勢いよく弾きましょう。

アップストローク

ダウンストロークは複数の弦を上に向かって弾きます。
タブ譜などではアップピッキングと同じ
記号で表示されます。

EX5

こちらもダウンストロークと同じで、基本は1弦から6弦の音が一つに聞こえるように勢いよく弾きましょう。

オルタネイトストローク

オルタネイトストロークはダウンストロークとアップストロークを交互に繰り返すストローク方法です。

EX6

こちらもオルタネイトピッキングと同じで、手首の力を抜いて、手首の振りを大きくしたイメージで弾いてみると良いでしょう。